水煮のたけのこはどう保存すれば良いの?
水煮たけのこに見られる白い粉は食べて大丈夫?
春の代表的の食材の一つと言ったら、
【たけのこ】
を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
春先には、
下処理されていない生のタケノコが出回りますが、
下処理が不要ですぐ使えて、価格もお手頃な
”水煮のたけのこ”
の方を選んでしまいます。
そんな”水煮たけのこ”について、
・たけのこの隙間にある白い粉問題
・余った時の保存方法
これらがよく聞かれる質問です。
ということで、
今回は水にたけのこについて色々お応えしていきたいと思います。
もちろん、美味しく使うコツもお教えしますよ。
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水煮たけのこの”白い粉”は何?食べても良いの?
結論から申しますと、カビではありません!
あの白い粉はむしろ食べた方が良い。
白い粉や粒々の正体は”アミノ酸の一種”で
チロシン という物質。
このチロシン様は、
脳内物質のドーパミンが増加し、気力がアップする効果がある
と言われています。
ですので、無理に洗い流す必要はないのです。
むしろ、やる気が出ない時に水煮たけのこをどんどん食べると良いのです。
実のところ、
この白い粉は生の筍では見かけません。
そう、
水煮たけのこ特有のものなのですが、
このチロシンは、
水煮=茹でる
過程で発生し、冷めると白い結晶となったものが正体です。
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水煮たけのこの2つの保存方法
水煮たけのこは、
1パックにだいたい1個の筍が入っていますが、
どうしても1個使い切らない時もあるかと思います。
そんな水煮たけのこの保存方法ですが、
水を入れた容器に空気に触れないよう浸して冷蔵庫保存
これで、だいたい一週間くらいは日持ちします。
できれば毎日水を変えた方が良いです。
水煮たけのこは劣化しにくい食材ですが、
一度開封した食材は、
早めに使うのが良いのでしょう。
また、
「ちょっとしばらく使いそうもないな…」
という場合は、
冷凍してしまうのがオススメです。
方法としては、
水気を切ってジップロックなどに入れて冷凍するのですが、
煮物等で使う場合、
解凍させないでそのままポンっと入れて使えるので、
あらかじめ使う大きさにカットしてから冷凍した方が便利です。
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水煮たけのこの注意点と美味しく使うコツ
水煮たけのこで注意したいのが、
酸味
時々酸っぱいたけのこに出くわしたことありませんか?
これは変色防止、といった保存のために、
・クエン酸
・酸味料
が入った水に浸かっています。
アク抜きがしっかりされて、
柔らかく茹でられている竹の子は、
すぐに使えるのが最大の特徴ですが、
これをそのまま使うと、
料理自体が台無しになってしまいます。
という事で、ちょっと待った!です。
水煮たけのこを使った料理を美味しく作るコツはここです。
この酸味を抜かないといけません。
水煮たけのこの酸味を抜く方法は
とても簡単です。
使う大きさにカットしたら一度茹でます。
この際は、
沸騰したお湯にサッとくぐらせる。
この程度で大丈夫です。
この作業をすると、しないとでは大違いなのですが、
ここでのポイントは、
『やり過ぎないこと』です。
<その理由1>
すでに食べられる柔らかさになっていて、
アクも抜けているので、
長く茹でる必要がないこと
<その理由2>
長く茹でると、
竹の子本来の旨味が全て流れ出てしまう
確かに、
アクが残っていたら、アクがなくなるまで、
少し長めに茹でなければなりませんが、
酸味を抜く場合は、
あまり長くやらなくても大丈夫です。
それより抜けて欲しくないのが、
竹の子本来の旨味。
これだけ柔らかくアクが抜けるまで、
茹であげられているので、
旨味もかなり流出してしまっています。
ですので、
正直もう茹でたくないのです。
これ流水で水にさらす方法もありますが、
茹でた方が早く、水も無駄に使わなくて済みます。
ここでのポイントは、
湧いたお湯に”サッと”です!
水煮たけのこで向かない料理
本来の筍の風味はやはり、
生タケノコにはかないません。
なので、
タケノコ本来の風味や食感を味わう、
・若竹煮
・焼きタケノコ
などには向きません。
どちらかというと、
・味がしっかりついた料理
・主役ではなく脇役の一つの食材
例であげると、
青椒肉絲、などの肉がメインとなる炒め物や煮物
などに使うといいといいでしょう。
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