料理初心者におすすめ!和食料理の味付けの簡単な方法と考え方!

料理が上手になりたい!



“料理の味付け”って難しくないでか?

そう思っている人、
特に料理初心者さんが、

この記事を読んで、
“料理って簡単”
と思って帰っていってもらいたいと思います!

今回の味付けは和食に使えるのですが、
和食といっても、
私たち日本人がつくる一般的な家庭料理です。

覚えることはただ一つ!
それを派生していくだけ。
簡単です。


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簡単な味付けの基本術

和食の調理で、
【八方だし】
という言葉を耳にしたことありませんか?

八方だしの”八方”とは、
『四方八方つまり”あらゆるところ”で使える!
という万能的なだし』

という意味の調理料です。


この八方だしは、
いわゆる合わせ調味料というやつで、
かつおダシ、醤油、みりんで作ります。

「家にかつおダシなんてないよ」
という人が殆どだと思います。

この時、
“ほんだし”などの化学調味料を水で溶いて、
美味しい水=かつおダシ
で代用可能です。



で、ここがポイント!

そのだしと調味料の割合が、

かつおダシ:8
醤油:1
みりん:1

つまり、
計量カップであったり、
レードル(おたま)など、同じものを使って、
かつおダシ8杯、醤油1杯、みりん1杯
合わせて作ります。


この八方だしで、
どんなものが作れるのか?と言いますと、

・肉じゃが
・筑前煮

などの基本的な煮物全般に使えます。


と、ここまでは、
どこにでも書いてある一般的な八方だしのお話。

で、
ここからが料理人直伝の重要ポイント!
八方だしをちょっとだけ発展させます。

料理人の私も、
この八方だしを使って調理するのですが、
料理によって出汁の割合を変えるのです。

これが、ポイント!

それだけで、
違う料理が簡単に作れるのですが、

実際のところ、
料理の殆どが八方だしの変化系なのです。


では、具体的に見ていきます。



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八方だしの割合を変えてみる

八方だしは基本、
出汁が8杯
この割合を3杯や10杯と変えることで、
違う料理が簡単に作れます。

出汁3 親子丼
出汁4 卵とじ
出汁5 あんかけ 煮魚(だし→水)
出汁6
出汁7

出汁8 肉じゃが 煮物全般 南蛮(+酢1)
出汁9
出汁10 肉じゃが(こってり)
出汁12 おひたし(濃いめ)
出汁15 おひたし(薄め)

当然、
出汁(だし)の量が少なければ、
味は濃いですし、

多ければ、
味は薄くなります。


親子丼などは、
出汁3 醤油1 みりん1の八方だし
(正しくは八方だしではありませんが…)
で鶏肉、玉ねぎを煮て最後に卵入れて完成。


あんかけは、
出汁5 醤油1 みりん1を煮立たせて、
アルコールを飛ばして、
片栗粉でトロミを付けるだけ。

揚げた魚や鳥唐にかけても良し。
あんに具材を入れて、
ご飯にかけるも良し。


肉じゃがも、
じゃがいも、肉、人参、玉ねぎを、
8:1:1の八方だしで柔らかくなるまで、
炊くだけ。


おひたしは、
12〜15:1:1の八方だしを、
あらかじめ作っておき、

茹でたほうれん草や青菜などを、
この出汁に浸すだけ。

どうですか?
難しくないでしょ?


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まとめ

覚えることは、
八方出汁の 8:1:1 のみ。

出汁の割合を変えることで、
全く違う料理が簡単に作れるのですが、
基本は同じ。


ここで応用としては、
濃口醤油を薄口醤油にしたり、
あんかけにお酢を入れて”甘酢あん”にしたり、
あっさりさせたいから、8の所を9:1:1にしたり、と。

応用と言っても、
全然簡単なアレンジです。

とりあえず、
最初は慣れるまで、あまりいじくらないで、
基本の割合で作ってみるのをお勧めします。


結構、
料理を難しく考えている人が多いのですが、
こんな感じのややこしくない味のつけ方なら、

『料理はあまり好きじゃない』
という人も少なくなるのではないかと思うのですが…。

すごく簡単な調理方法なので、
ぜひ一度取り組んでみてはいかがでしょうか。


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