料理のレパートリーを増やすコツは、
料理を派生させることです。
“派生”.という言葉が、
ちょっと難しく聴こえてしまうのですが、
簡単に置き換えると、
『元のモノから少し形を変化させる』
でイメージはつかめるでしょうか?
料理人の料理思考が、
まさにコレでして、
料理を派生させるからこそ、
料理人の料理数は無限なのです。
では早速、料理人が教える、
料理レパートリーの増やし方!
行ってみましょう!
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料理の派生の仕方とコツ
料理を派生させるとは、
『元のモノから少し形を変化させる』
と、お伝えしましたが、
もう少し具体的に、
説明してしていきたいと思います。
料理を変化させていく方法、
今回は2パターンご紹介!
似た者同士は使える
料理において、
使用食材はほぼ決まっています。
例えば、
親子丼なら玉ねぎ
ポテサラならじゃがいも
カルボナーラならパスタ
でもこれって ただの先入観!
確かに、
先人達から代々受け継がれてきている
ということはそれなりの理由や相乗効果が
あるわけですが、
ベターであって、
マストではないものが殆ど。
と、ここで発想の転換です。
【似た者同士は置き換えて使える】
玉ねぎが使えるなら長ネギだって。
じゃがいもが使えるなら里芋だって。
パスタが使えるなら うどんだって。
玉ねぎ=ネギ系
じゃがいも=芋系
パスタ=麺系
このように同分類のモノを使うと、
まるっきり同じ料理にはなりませんが、
馬鹿みたいに掛け離れたモノにもなりません。
この発想が持てるようになると、
料理の幅がグッと広がり、
レパートリーが格段に増えて、
オリジナルな料理が生まれます。
例えば、
玉ねぎを使うシチュエーションで、
他の似たモノと置き換えるだけで、
料理は派生していきます。
グラタンに長ネギ
親子丼に長ネギ
ポテサラに長ネギだって面白いです。
(この時は生では使いませんが)
カルボナーラはパスタ料理ですが、
その発想を一旦置いておいて、
同じ麺ならば、
うどん、ソーメン、春雨(麺でないですが)
で仕上げてみる。
全然ありです。
ベースになる料理の使う食材を、
“いとこ”に変えるだけで、
グッとレパートリーが広がります。
単品から材料の一部へ
例えば、
“野菜のおひたし”があったとします。
ほうれん草
あたりが思いつくでしょうか。
“おひたし”は、
基本的に他の食材と組み合わせない、
単体の材料の料理だと思います。
これを派生させる時のパターンとしては、
【単体から複数材料の一部】
つまり、
単品から、
料理を構成する食材の1つとして考える
という考え方です。
ここでは ほうれん草ですが、
それ自体、
他の食材と組み合わせても、
料理を邪魔しませんし、
あの緑色が仕上がりを鮮やかにさせてくれます。
なので、
考え方としては、
緑色が入ったら鮮やかになる(かな?)料理
という発想。
それだと、
黄色や白い料理…ですかね。
またそうでなくても、
クセのない食材なので、
何でも合わせられると思います。
■黄色や白の料理と組み合わせる
この場合は卵ですかね。
卵とほうれん草
・ほうれん草の卵焼き
・親子丼にほうれん草
・ほうれん草オムレツ
・ほうれん草スクランブルエッグ
■白い料理
・ホワイトシチュー
・グラタン
・クリームコロッケ
・ホワイトソースのパスタ
これらに使うのも全然ありかと思います。
それ以外ですと、
・味噌汁
・カレー
・スープ
・サラダ
おひたしを使用食材の一つとして考えると、
料理の幅が結構広がりましたね。
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まとめ
料理のレパートリーを増やす
ということで、
考えがちな発想が、
100の料理があったら、
“100通りの調理方法を覚えなければならない”
これはこれで間違いではないのですが、
とても疲れます。
100通りのレシピをマスターするのは、
結構大変でして、
これが、
『料理は面倒だ』
『料理が難しい』
『料理は嫌い』
ということを引き起こすのです。
それよりも、
簡単にレパートリーを増やす方法は、
『元のモノから少し形を変化させる』
これが一番簡単です。
一つのレシピから派生させることで、
いくつも料理ができますし、
逆を言えば、
たくさんのレシピをマスターしなくても、
派生することでレパートリーが増えます。
こんな発想が身につけば、
料理が格段に上達しますし、
料理が楽になります。
少しでも参考になれば、
幸いでございます。
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