料理人の危機!
30年後には調理師という職業は消滅します⁉︎
…は、ちょっと言い過ぎたかな…。
おそらく、
半分以下の数になるのではないですかね。
(超弱気だな〜)
と脅かしておいてなんですが…、
これから、
料理の世界に就職したいとお考えのあなた!
「今の料理の世界は実は危機的状況なんですよ!」
ということだけでも頭の片隅の方に置いておいていただきたい!
今後、
料理人として生きていくには?
調理師と言う職業を絶滅させない為には?
あなたが選ぶべき就職先は、
日本有数のトップクラスの料理店に就職することです。
では、
何故トップクラスのお店でないと、
ダメなのでしょうか?
それが、
ごまかしが効かない時代だからです!
スポンサーリンク
料理業界の現状!何故料理人がいなくなる?
まず始めに、
なぜ料理人が少なくなるのか?
それは、
料理人がやらなくても、
機械や業者がやってくれるからです 。
将来は、
高いお給料払って、技術を身につけさせる
つまり”育てる”なんてやらないでしょう。
今日の技術では、
もう、魚を三枚におろす機械が存在し、
現に使われています。
ウロコをかき取る機械もあります。
真空調理は当たり前。
冷蔵庫も電流を流して劣化を防ぐ時代です。
そう、
料理人なんてもう、いらないのです!
料理以前の技術がケタ違いに進化してます。
かなりやばいです!
実は今これらの機械、
料理屋さん以外にもあります。
では、どこに配置されているのか?
それは卸業者です。
特に魚市場がすごいです。
魚を競り落として、
その魚をそのまま配送する時代もあと何年でしょう。
仲卸業者もビジネスです。
より良いサービスで顧客を獲得しに動きます。
そのサービスの一環で、
「うちで魚買ってくれたら、
うちで、おろして持っていきますよ。」
これ実際、革命的なことでして、
以前なら、
↓
魚下処理(おろす→料理人の仕事)
↓
調理
という流れが普通でした。
しかし今後間違いなく訪れる流れは、
↓
市場でおろしてから送る(業者の仕事)
↓
調理
というように、
”おろす”という工程が無くなります。
この工程がなくなるメリットは、
・魚の下処理に付く板前の人件費削減
・作業時間の短縮
・ゴミの排出も削減
(ゴミを出すのもお金かかります)
例え、
おろすのが全てサービスでなく、
加工費を取られたとしても、
これら経費が削減できれば安いものです。
経営者目線で見たら、
誰もがこっちを選びますよね。
ますます、
料理人必要ないですよね。
料理人にとって、
これが危機的状況の始まりなのです。
姿の魚にさわれない。
すなわち、
魚をおろす必要がなくなるので、
魚をおろせる料理人が今後はどんどん少なくなるでしょう。
料理人の技術力の低下
料理人負の連鎖
です。
現代の経済の発展・進化とともに、
人間がダメになっていく…
・掃除はルンバが勝手にやる
・お皿洗いは洗浄機
・車も危なければ勝手に止まる
のと同じです。
便利さと引き換えに、
何か大切なモノを失っているということに、
気がつかなければなりません。
こうなってくると、
残る料理人の主な仕事といえば、
食材の加工と味付け
くらいとなるのですが、
いわゆる
『出来合い』
と呼ばれる、
あらかじめ味のついた食材も近年進化しており、
こちらもあまりバカにできない状況にあります。
今のご時世では、まだ、
「うちの店は化学調味料は使ってません」とか、
「うちの料理は一から手作りです。」
の方が、
料理さんの”格”や”質”が上位のところはあります。
しかし、
これも時間の問題でしょう。
今後は味に差がなくなっていくことになり、
コスト面で格段に安く収まるのであれば、
「出来合いもの」を使う料理屋も、
増えることでしょう。
そうなると、
料理人の仕事はますます少なくなるでしょう。
そして今後、
料理業界は二極化が進むと思われます。
と、ここです。
ここにこそ、
我々料理人が生きる道が残されているのです。
スポンサードリンク
料理の二極化と料理人の生き残る道
今後料理の世界では、
二極化が進むと思います。
それはすなわち、
・今まで以上の本物志向 (結果的に高級路線)
・味より価格重視の低価格路線
私たちが進むべき方向は後者ではありません。
先ほど、
魚を機械がおろす時代と伝えましたが、
機械がおろすのより、人間がまだ、
一つだけ負けていないトコロがあります。
それは、
>綺麗さ、繊細さ、丁寧さ、
です。
これから、
料理の世界に就職したいとお考えのあなた!
今後、
料理人として生きていくには、
何が大事になってくるのでしょうか?
機械もだいぶマシになったとはいえ、
また、骨に身がつくおろし方。
人間に勝てるレベルまでには達していません。
…技術の高い料理人の仕事でしたらね。
つまりポイントはここです。
今後、
プロの料理人として生き残っていく道は、
機械に負けるような中途半端な技術ではなく、
最高峰レベルのステージで技術を身につけることです。
その為のトップクラス料理店の就職なのです。
これからは、
対人間 プラス、対機械
となってきます。
となると、
スピードでは恐らく勝てないでしょう。
そうなると、
仕事の質で勝負するしかないのです。
魚をおろすなら、
アジやサバ、鯛だけではダメなんです。
それこそ、
アンコウだったり、
うなぎだったり。
そうでないと、
『魚をおろせる』とは言えないのです。
それを学ぶのです。
味付けに関してもそう!
同じ食べ手でも、
夏と冬とでは味の感じ方が違ってきます。
そこで料理人は、
お客様や季節によって、
味付けの濃い薄いを調整しているのです。
暑い季節は、
汗を大量にかきますので、
塩分を欲します。
年配の方より若い方の方が、
しっかりとした味を好みますね。
機械や大量生産では、
ここまで細やかな気配りできないでしょう。
機械ではなし得ない丁寧で細かい仕事、
大量生産では表現出来ない繊細な味付け
といった高い技術を身につけること
=戦う武器
となるのです。
しかし
差し迫る危機までに、
まわり道の時間はありません。
個人的には、
専門学校に行く時間すらもったいないと思います。
100回のバッティングセンターより、
1回の試合の方が絶対上達します。
それと同じです。
最高峰の職場で働くことこそが、
成長の最短ルートであり、、
最高の技術習得場所となるのです。
そこを目指さずとして、
真の料理人になりたいと言えようか!
最後に
今回は、
料理業界に就職するなら、
まわり道ぜず、
高い技術が身につくお店に就職すべきという、
お話をしました。
今後何十年かで、
料理人も淘汰され、技術に応じて、
”ふるい”にかけられていくでしょう。
そこで生き残れるのは、
機械などに負けない技術を身につけた料理人
ではないでしょうか。
技術もさることながら、
最後はやはり人間味。
対人間だから、
相手を思いやれたり、気がきいたり。
そこまで見れての料理人ではないですかね。
ただ美味しいものを作るならロボットでもできます。
そこにプラス血の通ったやり取りがあってこそ、
真の料理人と呼べるのではないでしょうか。
スポンサードリンク
コメント