夏バテに効果的なのはタンパク質の摂取!食べ物でなく栄養面から考える!

食と健康


夏バテに効く食べ物のはない?!

これ半分正解で、半分は間違い。

そもそも、
夏バテとは何なのか?

その原因を理解すると、
”夏バテに効く”
という言葉に違和感を覚えます。

とはいっても、
巷やネットで出回っている
”夏バテに効く食べ物”
が様々取り上げられていて、

「一体何を食べればいいの?」
と思っている人も多いのではないしょうか?

ポイントは、
”食べなければいけないもの”と”食べるといいもの”
これがゴチャゴチャだから混乱するのです。

そこで、
夏バテの原因を理解し、
この複雑な情報を整理しつつ、
正しくわかりやすく解説するとともに、

食べなければならない
食べ物をお教えいたします。

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結論”夏バテは栄養不足”

結論から申しますと、
栄養不足が夏場の体の不調を招くのです。

その栄養素は、
体に蓄えることもできず、
体内で生成することができません。

つまり、

暑さによって引き起こされた食欲不振が、
栄養不足を招き、
栄養不足が様々は不調を招くのです。



では、具体的に見ていきましょう。


夏バテを引き起こす負のサイクル

夏バテの諸悪の根源は、
何と言っても

”暑さ”

です。

そして、そこから

暑い
↓食欲の低下
↓冷たいもの・麺類が増
↓胃腸の機能低下
↓栄養不足
↓疲労の蓄積
↓食欲の低下

といった負の連鎖が起こっています。


こうして疲れも溜まるわけですが、
疲れが溜まってくると、
胃や腸の働きも弱まってきます。



また、
暑さから冷たいモノが美味い!
だからガブガブ行っちゃいます!

これがまたよくないわけで、
胃腸の働きを弱めます。



で、
この負のサイクルで一番のポイントは、
栄養不足
です。



”暑さ”が原因で引き起こす要因が、
必要な栄養の摂取を控えさせ、
それによる栄養不足が様々な不具合を引き起こすのです。


このサイクルのどこかで、
負の連鎖を断ち切りたいのですが、

それはやはり、
”栄養不足”
のところかと思います。

では、栄養不足は、
どんな栄養が不足するのでしょうか?


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不足する栄養素はタンパク質

それは、
体内に蓄えておくことができない
・たんぱく質
です。

炭水化物や脂質は、
体内に蓄えることが可能な栄養素です。

しかし、
体内で作り出す事のできない、タンパク質は、
食欲不振でどんどん不足していくのです。

タンパク質不足が招く不調のなかでも、
特に身近に起こりうるのが、

「集中力・思考力の低下」
「筋肉量の減少」
「肌や髪のトラブル」

と言われています。


他に、
ミネラルや、カリウムも
汗をかくことで体内から奪われます。

カリウムは、
筋肉の収縮に関わるので、
不足すると足がつりやすくなったりしますが、


これらが、
・疲労の蓄積
・睡眠不足

などを引き起こし、
そしてそれがまた、食欲がない…

といった”負のサイクル”が夏バテとなるのです。


これらからもわかるように、
・タンパク質
・ミネラル
を多く含む食べ物を食べる理由が、
本来摂取しなければならないモノであり、

この負のサイクルを断ち切るためであります。

なので、
”夏バテに効く”と言うよりは、
夏バテによる栄養不足を解消するための食べ物なのです。


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タンパク質を多く含む食べ物

そこで、
タンパク質を豊富に含む食べ物はと言いますと、

・肉類
・魚介類
・卵類
・大豆製品
・乳製品

などがあげられます。


・肉類(100gあたりタンパク質含有量)
生ハム(24.0g)
鶏ささみ(23.0g)
牛もも肉(21.2g)
豚ロース(19.3g)
鶏砂肝(18.3g)
ロースハム(16.5g)
ウインナー(13.2g)

▪魚介類(100gあたりタンパク質含有量)
イワシ丸干し(32.8g)
いくら(32.6g)
焼きたらこ(28.3g)
するめ(69.2g)
かにかまぼこ(12.1g)
魚肉ソーセージ(11.5g)

▪卵類(100gあたりタンパク質含有量)
卵黄(16.5g)
ピータン(13.7g)
ウズラ卵生(12.6g)
ゆで卵(12.9g)
生卵(12.3g)
卵白(11.3g)
ウズラ卵水煮缶(11.0g)

▪大豆製品(100gあたりタンパク質含有量)
きな粉(35.5g)
油揚げ(18.6g)
納豆(16.5g)
がんもどき(15.3g)
厚揚げ(10.7g)
こしあん(9.8g)
豆腐(6.6g)
豆乳(3.6g)

▪乳製品(100gあたりタンパク質含有量)
パルメザンチーズ(44.0g)
プロセスチーズ(22.7g)
カマンベールチーズ(19.1g)
クリームチーズ(8.2g)
植物性生クリーム(6.8g)
ヨーグルト(4.3g)
牛乳(3.3g)

このように、
この”不足した栄養素を補う”視点で、
見ると食べなければならない食材が見えてくるかと思います。

これらに対して、
・辛いもの
・酸っぱいもの

例えば梅干しや唐辛子
と言ったものは、

『胃を刺激して食欲を促進させる働き』

と言う観点から、
”夏バテに効く”とうたわれる事が多いのですが、

食欲を促したところで、
栄養不足の解消になりません。


ですので、これらの食材は、
”食べなければいけないもの”ではなく、

”食べるといいもの”

もっと言うなら、
食べなければならないものと、
”一緒に食べるといいもの”

と言えると思います。


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