「ひみ寒ぶり」とは
富山湾の定置網で漁獲され、
氷見魚市場で競られたブリを指します。
そこで11月中旬から12月にかけて発令される
『寒ブリ宣言』とは
一体どのようなものなのでしょうか?
この宣言の意味、
地域ブランドと使う側、食べる側の意識とは?
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寒ブリ宣言の基準と価値
氷見では寒ブリが穫れ出したら
氷見魚ブランド対策協議会というものが
・重さ
・脂の乗り
・安定供給の見通し
という項目を吟味して
「ひみ寒ブリ宣言」
というものを発令します。
氷見魚市場で競られた
6㎏以上のブリ だけ認められる
「ひみ寒ぶり」
この宣言とは、
簡単に言ってしまうと
「今年もブリのシーズンが始まるよ〜」
「今年は安定してブリをお届けできます」
くらいの意味。
ですがこの宣言により、
日本中に”.氷見の寒ブリ”のニュースが流れ、
知名度が上がり、
価値が上がり
ブランド力がより向上する
という効果が起こり、
この効果が絶大なのです。
そして、
ひみ寒ブリの価値を上げるものとして
出荷の際には、
1本1本販売証明書がつけられて
専用のケースで出荷されるのです。
このように
氷見寒ブリの徹底した差別化が功を奏し
ブランド化に成功した典型的な一例なのです。
氷見は、
富山湾北西部に位置する漁港です。
能登半島で言うとちょうど真ん中辺り。
半島の北側は石川県。
七尾市あたりにも定置網でブリを獲る漁師はいます。
方や石川県側で獲れた寒ブリ
方や富山県獲れて氷見に集まった寒ブリ
これらがどう違うのか?
実際のところ富山湾に入り込む鰤に
県が異なるという事で
重さや脂の乗りが違うとは考えづらい
しかし
氷見の寒ブリの方が人気があり
知名度があり、ニーズがあるのです。
これがブランドの力なのです。
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